設備の予防保全管理システム 定期点検アプリ MONiPLAT

設備保全管理システムを「フリーソフト」でお探しの方へ|MONiPLATが選ばれる理由

更新日:

設備保全管理システムを「フリーソフト」でお探しの方へ|MONiPLATが選ばれる理由

設備保全管理システムを導入したくても、コストがネックで踏み出せない現場は少なくありません。そうした課題に対し、フリーソフトに近い形で使い始められるのがMONiPLATです。

工場やプラントの設備点検が紙やExcelに依存したままだと、点検漏れや承認の遅れ、転記作業の手間がなかなか解消できません。かといって本格的なCMMS(Computerized Maintenance Management System:設備保全管理システム)を導入しようとすると、費用や運用の負担が大きく、二の足を踏んでしまうことも少なくありません。

MONiPLAT(モニプラット)は、当社が手がける設備点検プラットフォームで、初期費用ゼロで始められます。ただし無料で使えるからといって、オープンソースのフリーソフトとは性質が異なります。

MoNiPLAT バナー

この記事では、製造業の設備管理担当者向けに、MONiPLATの機能・料金体系・技術的な特徴を整理したうえで、openMAINTやERPNextといった主要なフリー系CMMSとの違いを比較し、どのような企業に向いているかを解説します。

MONiPLATについて

MONiPLATは「フリーソフト」なのか

MONiPLAT – 設備点検アプリ・予防保全管理システム イメージ画像

MONiPLATは、設備点検・予防保全管理プラットフォームです。時間基準保全(TBM:Time Based Maintenance、時間を基準に定期点検を行う保全方式)と状態基準保全(CBM:Condition Based Maintenance、センサなどで設備の状態を監視しながら保全を行う方式)を、ひとつのクラウド上で一元管理できる点が中核の価値です。

2023年4月に提供を開始したサービスで、紙やExcel中心だった点検業務を、スマートフォン入力、クラウド保管、自動レポート、承認フロー、グラフ化に置き換える構想で設計されています。開発・運用・サポートはすべてバルカーの自社対応で、専任チームが問い合わせに対応します。

ここで押さえておきたいのは、MONiPLATは「オープンソースのフリーソフト」ではなく「商用SaaSのフリーミアム型」だという点です。TBMは20設備まで、ユーザー数無制限・機能制限なしで無料利用できますが、21設備以上になると設備数に応じた課金へ移行します。つまりMONiPLATの立ち位置は、openMAINTやERPNextのようなOSS系CMMS・EAM(Enterprise Asset Management:企業資産管理)とは系統が異なり、日本語・日本企業向けに初期投資ゼロで現場導入しやすい商用クラウドです。

対応業種は幅広く、医療食品、金属・鉄鋼、電気電子、組立加工、石油化学、建設、運輸、電力、病院・介護、上下水道、学校・教育施設、農業まで幅広くご利用いただいています。特定の業種・企業規模に偏らない採用が進んでおり、2026年7月時点で登録利用は2,000社を突破しています。


料金体系について

MONiPLATの料金体系(TBM・CBM)

TBMの料金は設備数だけで決まり、ユーザーを追加しても費用は増えません。導入時の初期費用は不要で、20設備までは無料、解約金もかかりません。料金は毎月1日から20日の間の最大登録設備数で決まり、無料枠を超えた場合や解約時の日割り計算はない点に注意が必要です。以下の価格はすべて税別です。

表1 登録設備数別の料金

最大登録設備数 月額 年額換算
20設備まで 0円 0円
50設備まで 15,000円 180,000円
100設備まで 30,000円 360,000円
150設備まで 45,000円 540,000円
200設備まで 60,000円 720,000円
250設備まで 75,000円 900,000円
300設備まで 90,000円 1,260,000円
350設備まで 105,000円 1,260,000円
上限なし 150,000円 1,800,000円

CBMはやや性質が異なります。ZeroVisit(ゼロビジット)は小規模監視の場合、初期費用20万円から、センサ1台あたり月額1,500円で利用でき、SIMを使う場合は別途通信費が発生します。個別のCBMソリューションとしては、VALVESTAが1チャンネルあたり月額15,000円・最低利用期間12か月という価格になります。

たとえばZeroVisitで10センサの小規模監視を1年間実施する場合、初期費用の10センサで65万円~に加えて、センサデータをMONiPLATに連携する費用として月額1,500円×10台×12か月で18万円がかかり、これにSIM通信費が別途上乗せされます。初年度の下限は概ね83万円に通信費を加えた金額になります。TBM50設備プランの年額18万円と組み合わせると、「点検DXだけ」の場合と「点検+状態監視まで行う」場合とでは、費用構造がかなり異なることがわかります。

なお、無料の初期設定代行は1〜3設備、21〜50設備が対象で、51設備以上は個別相談となります(4〜20設備は自身での登録が基本です)。


主な機能について

MONiPLATの主な機能|現場側と管理側でできること

現場側では、QRコードから設備にアクセスして点検結果を入力できるほか、前回値の参照・写真添付・臨時点検の登録・履歴確認・生体認証ログイン・マニュアル閲覧が可能です。

管理側では、ダッシュボード・カレンダー型のスケジュール管理・メール通知・承認フロー・未報告点検の強調表示・CSVインポート・閾値表示・グラフ化・PDF・CSVエクスポートに対応しています。

CBM側では、センサデータを自動収集し、点検報告書へ自動転記できるほか、異常予兆をメールで通知し、時系列グラフやCSV出力で状態を可視化できます。

MONiPLATは、現場の誰もが迷わず使えるよう、「日常点検の実行・承認・記録・通知・見える化」に機能を特化して設計しています。そのため、多機能なフルスペックCMMS(設備保全管理システム)に見られるような、複雑な保全部品の在庫・購買管理や予算管理、詳細な修繕ワークオーダー機能などは、あえて搭載していません。

機能を詰め込みすぎると、システムの導入ハードルが上がるだけでなく、現場の入力負担が増えて結局使われなくなる、という事態を招きかねません。MONiPLATは、点検業務の中でも特に重要でありながら形骸化しやすい「確実な点検と迅速な異常検知」からのスモールスタートを可能にし、現場のDXを着実に定着させたい企業様に最適な仕様です。

表2 機能項目別のMONiPLAT対応状況

機能項目 MONiPLATでの対応状況
点検 スマホ点検、定量・定性入力、写真添付、臨時点検、履歴確認に対応
保守計画 カレンダーによる点検スケジュール管理、通知、未報告の強調表示に対応
故障履歴 簡易対応(臨時点検や異常通知機能を対応。※詳細なワークオーダー機能は非対応)
在庫管理 非対応(現場の使いやすさと導入のしやすさを最優先するため、あえて非搭載)
モバイル対応 iOS/Androidアプリで点検入力・閲覧・承認申請が可能。登録や設定変更はWeb側中心
通知 点検日、承認申請、未対応、異常予兆などをメール通知
分析・ダッシュボード ダッシュボード、点検実績グラフ、閾値表示、時系列可視化、CSV/PDF出力に対応
セキュリティと技術基盤について

セキュリティと技術基盤

技術面では、アプリケーション・API保護にAWS WAFを採用し、データベースはサーバレスアーキテクチャで構成されています。データベースへのアクセスはIAM認証と暗号通信で保護され、データベース自体もプライベートサブネットに配置されています。加えて、24時間365日の有人アクセス監視、アプリケーションサーバの稼働率99.95%以上、SSL暗号化、ドメイン制限による招待といった仕組みを用意しています。

バルカー本体はISO/IEC 27001:2022(情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格)の認証を取得しており、登録範囲には「プラント及び工場の保全工程管理システムの運営管理」「設備点検プラットフォームの運営管理」が含まれます。

連携機器・システムについては、CBMのZeroVisitで温度、湿度、照度、CO₂、電力、電流、液漏れ、圧力、流量、液面、振動など多様なセンサ連携が明示されており、機器例としてはCONEXIO、armadillo G3L、リモートI/O WMBシリーズ、無線センサネットワーク「ミスター省エネ」が挙げられます。

主要フリー製品との比較

openMAINT・ERPNextなど主要フリー製品との比較

ここでは「フリーソフト」を、恒久無料枠を持つ商用SaaSと、OSS・無償自己ホスト型の両方を含む広い意味で定義し、MONiPLATと主要な選択肢を比較します。

なお、ERPNextは設備保全専用の製品ではなくERPの一機能ですが、実務上しばしば比較対象になるため含めています。

表3 無料で使える保全管理システムの比較

製品 無料の意味 ライセンス 主な機能範囲 導入難易度 向く組織
MONiPLAT 20設備まで恒久無料。ユーザー数無制限、機能制限なし 商用SaaS 点検・承認・通知・QR・グラフ・CSV/PDF・CBM連携。 低い。Web登録とスマホで開始可能、無料設定代行あり 日本の工場・設備管理部門が紙/Excelから移行する初期導入
openMAINT ソフト本体はOSSで無償利用可。商用支援は別契約 AGPL 資産台帳、予防・事後保全、倉庫・在庫、コスト、契約、GIS/BIM、エネルギー管理 高い。Java/Ajax/SOA、PostgreSQLなどの理解が必要 建物・施設・不動産・設備を含む広義のFM/EAMを自前運用したい組織
ERPNext コードは無償。費用はホスティングと実装 GPLv3 Asset Maintenance、Calibration、Maintenance Log、在庫、購買、会計、製造、ダッシュボード 中〜高。ERP全体設計が絡み、マスタ設計の負荷がある 保全だけでなく在庫・購買・会計まで統合したい中堅企業
Atlas CMMS Basicプラン無料。OSS自己ホストも可能 AGPLv3+商用デュアルライセンス Work order、PM、Asset、Inventory、Analytics、モバイル 中〜高。クラウドは無料で試せるが、自己ホストはDocker・Java/Spring・Reactの理解が有利 OSS志向で、モダンな自己ホストCMMSを求める技術組織
MaintainX Basic無料プランあり。ただしPM・Asset・Inventoryは無料枠だと制限あり 商用SaaS Work order、PM、CBM、Asset、Inventory、PO、Analytics、API/Zapier連携 低い。ただし英語中心で業務設計は必要 グローバル・多拠点で、モバイルとワークオーダー中心に運用したい企業

MONiPLATが目指しているのは、「最も自由度が高い製品」ではなく、「最も日本企業が始めやすい製品」であることです。

openMAINT・ERPNext・Atlas CMMSは無料である代わりに、自己ホストや実装の負荷を引き受ける必要があります。MaintainXには無料プランがありますが、サービスは英語圏発で提供されており、国内向けのUIやサポート体制はMONiPLATとは前提が異なります。

また、国内のクラウド型保全サービスに目を向けると、600社超が導入しているMENTENAは恒久無料ではなく1か月無料トライアル型で提供されており、製造業向け基幹クラウドのSmartFも必要な機能から導入する有償型です。したがって「日本語で恒久無料枠がある設備保全クラウド」という条件で見ると、MONiPLATは数少ない選択肢のひとつです。

MONiPLATの強み

MONiPLATの強み

MONiPLATが選ばれる理由は、導入のしやすさと現場適合性に集約されます。20設備まで無料・初期費用無料・ユーザー数課金なしで始められるうえ、初期設定代行も用意されているため、PoCや部門単位での導入に踏み出しやすい点が特長です。

現場側ではQRコードでの設備アクセス、写真添付、承認申請、履歴閲覧までスマホひとつで完結し、日本語UI・国内サポートという点でも国内の工場にとって扱いやすいサービスです。

また、TBMとCBMを同一基盤で扱える点も特長です。まずは点検のデジタル化から始め、必要に応じてZeroVisitなどのCBMソリューションへ段階的に拡張していけます。

導入に向いているのは、設備台帳や点検票が紙・Excelのまま残っており、点検漏れや承認遅れ、転記工数をまず解消したい工場・プラント・建設・運輸系の事業者様です。

導入事例として影山工業様では社用車と生産設備の点検情報を一元管理できるようになりました。林田産業様では点検作業を約1.5時間短縮いただいています。デジック様には、初期費用無料・20設備まで無料という導入のしやすさを評価いただいています。

MONiPLATは、大規模システムとしてではなく、現場の負担を先に下げる製品としてご活用いただいています。

導入がおすすめの企業と注意すべきポイント

導入がおすすめの企業と注意すべきポイント

MONiPLATの導入を検討しやすいのは、次のような条件がそろう場合です。

  • 点検帳票の電子化が主目的で、対象設備が少数〜中規模である
  • 現場が日本国内にあり、保全業務の最初のデジタル化を急ぎたい
  • 将来的にはCBMによる状態監視も試してみたい

特に20設備まで無料・機能制限なし・ユーザー数無制限という条件は、PoC(概念実証)や部門単位での導入に向いています。

一方で、導入前に確認しておきたい以下のポイントもあります。

  1. 在庫・購買・修理工事・原価管理・ERP統合まで必要なのに、点検起点の製品を選んでしまう機能ギャップ
  2. 無料で始めやすいがゆえに、設備台帳の設計や点検項目の標準化、承認ルールの整備を後回しにしてしまい、運用が乱れるリスク
  3. CBMを拡張した時点で、センサ・通信・設置・監視対象の設計がTCO(総所有コスト)に跳ね返ってくる点
  4. 日本国内限定のサービスであり、海外拠点からは利用できない点

CBMのソリューション自体もまだ拡大途上にあるため、監視したい対象によっては個別相談が必要になります。

導入前には、技術・組織・運用の3つの側面からチェックしておくとよいでしょう。

技術面では設備の命名規則や台帳の有無、QRコード貼付の可否、ERP・MES・PLC・BI連携の必要性を洗い出します。

組織面では点検項目の標準化や承認者の階層、異常時の責任分界を決めておきます。

運用面では無料枠でのPoC期間中に点検漏れ率や承認所要時間、転記工数の削減を定量的に評価します。

MONiPLATは、点検入力や承認申請はスマホアプリ、設備登録や設定変更はWeb側が中心という役割分担になっており、完全なオフライン運用ではなく下書き保存後にアップロードする仕様になっています。

紙・Excel中心の点検業務から抜け出すなら

紙・Excel中心の点検業務から抜け出したい場合はMONiPLATが有力

MoNiPLAT バナー

MONiPLATは、東証プライム上場のバルカーが自社で開発・運用・サポートを行う設備点検・予防保全プラットフォームです。TBMは20設備までユーザー数無制限・機能制限なしで無料利用でき、ExcelやPDFの点検シートをお送りいただくだけで、専門スタッフが無料で登録を代行いたします。

まずは紙やExcelで管理している点検業務の一部をMONiPLATに置き換え、点検漏れや承認の遅れ、転記工数がどれだけ減るかを小さく試してみることができます。将来的にセンサを使った状態監視まで広げたい場合も、同じプラットフォーム上でCBMへ拡張できます。